年末年始

  • 2015.12.31 Thursday
  • 22:43
みねんこです。
年末年始は家族で過ごす人たちが多いでしょうね。
数年前にMC的なところで消耗を感じていたころがあり、そのときはこの数日間がずっと続けば楽なのになぁと考えたりして居心地は今日ほど悪くなかったな。初期家庭の居心地はわるくなかったのでそれを懐かしんでいたのだと思います。
今年は数日のあいだ家族と過ごしてみて正直言って消耗します。普段は独居で気ままにしているので、人が近くにいるとなんか調子が狂うというくらいの意味です。自分のペースが保てないと感じて、それを自分の身勝手さや未熟さだと考える。こういう暮らし方をしていると、この先いつか後悔するんじゃないだろうかという想像力が働いたり。

初期家庭環境は小さなカルトかなと思ったりします。とくにネガティブな意味でではなく、メンバーシップを体験し、その外のヒトにはうまく説明できない事柄が体験されるというくらいの意味です。そこから出るときが必ずあって、そのときには外の人との出会いがあって、教義のように思い込んでいたこと(自分のこと、世界のこと)から少しずつ開かれていく。
子どもの頃の思い出にある家族的雰囲気と、大人になって自分がつくった家族的雰囲気のなかで昔との違いを感じる。よいわるい、よかったわるかった、ではなくて単に違いとして感じてみる。


 集まったので回転

いま少し居心地が悪いのは、失われそうな予感と関係していそうです。まぁ、だれでも将来を悲観するときはあるものですね。月の満ち欠けリズムのロングバージョンみたいな。そういえば去年からプログレスの月が12室、ああ、そういうことかな。そのマントラを唱えて自分を抑えなくてもいいのかな。

ちょっと濃厚な空気感の数日間。トランジット火星がちょうど4室の太陽に合になっている。なにかと穿られるような刺激を受けて、いやでも何かを思い出して、じゃあ日常に戻ったときにどういうふうに書き換えようかな。
広いところでもいろいろなメンバーシップを体験することかな。

(おわり)

札幌 星語りイベント ありがとうございます

  • 2015.12.30 Wednesday
  • 13:10
みねんこです。
28日29日の二日間、カフェロッソにお越しくださった皆さま、どうもありがとうございました。今回、印象的だったことを振り返りたいと思います。

29日の9室や射手座、木星のイメージを広げようのワークショップでは、MC軸をすっくと立ちあがる様子をイメージしながら9室と10室のそれぞれに関係するビジョンや意欲のバランスを考えました。

9室のビジョンや目標って人はもともと持っているの?どのように見つけるの?ということがフリートークのテーマになりました。
子どもが物事を習うときには周囲の大人が手本になったり助言をくれたりします。素朴な疑問を聞いたときに、そんなのどうでもいいことだから、やるならもっとこういうことの方がいいという見えない矢印も一緒に受け取っているでしょう。褒められたい、愛されたい、仲よくしたい、そういう自然な欲求があるもので、個人天体の月、金星、水星を分離分割して意識しているわけではないんですね。
身近に自然にあった物事や周囲の考え方を吸収しながら、思考やコミュニケーションの個性を3室で作っていくと同時に、9室にも何かのイメージを立ち上げていくのではないかしら。どういうやり方や考え方が正当で、あるいは一般的であるか。どういうことをやると自分や周囲に迷惑がかかったり、不利益になるか。そういうガイドラインを9室の将来像に重ねたりします。
子どもの頃になりたいなー、やりたいなーと思ったことは、大人から見るとまともな職業の部類には入らないおとぎ話のような夢だったりします。いつしか自分でも馬鹿げた夢だと思うようになって、恥ずかしいから人に語らなくなります。そうしてだんだん自分からも忘れられていきます。

3室や水星は日常使いの思考スタイル、9室や木星は視野を広げる作用。どちらも自分自身と外部の世界をつなぐ作業ですが、個人天体と社会天体のちがいが考えられます。いまあるもの、すでに知ったものを手掛かりにしてまだ見たことのない領域を想像する。


 セッションルームの広々テーブルとソファーでWS

WSでは、占星術など大人になってからの学びや趣味について参加者同士のエピソードをシェアしました。40代になって50代になって、なぜかフトやりたくなった、昔の興味が甦った、やってみたら気持ちがワクワクしてきた。これが火のエレメントの直感、トキメキや高揚感、射手座や木星のチャレンジ精神の入り口ではないでしょうかね。
具体的にどういう理由でいつごろ夢を封じたか、それに上書きされたビジョンは何だったか、どう取り組んだか、それがその人の10室にいま見える仕上がりまでの軌跡ですね。9室に新しいビジョンの火が燈ったら自分にどんな変化があらわれたか、その切っ掛けになったと考えられる出来事、参加者のエピソードはその点をつなぐように語られていました。いまの趣味や興味にどう取り組むか、そのために日常生活にどんな変化や工夫がされたか、そういう具体例を話しているときには6室の雰囲気を感じました。6室は労働とか課題とか自分の自由を縛り付けるイメージがありますが、自分で立てた目標に向けての独学や講座利用も6室の縛り付けですよね。9室のビジョンに向けての自分磨きという6室。

エピソードを聞いて感じたこと。
出生図の6室に天体がないけども、トランジットの木星がいま6室を運行中! ということは、この2年ほどに4室5室の木星運行の時期には童心やトキメキになにかの刺激を受けていたんでしょうね。出生図のハウス配置に関わらず金星の喜びや水星の純粋な好奇心は反応して活性しているのだろうな。
出生図の9室のステリウムに、来年トランジットの木星がかかる! 今はなにかの助走期間のようです。8室を運行する木星は対向の2室の資質や才能や喜び、スクエアになる5室の自己表現にどんな変化を起こしつつあるのか。人との親密なつながりを通して感じているのかもしれないし、言葉にするのが難しい違和感や矛盾としてフォーカスされやすい時期なのかもしれないですね。

トランジット木星の効用や効果を知るのは難しいのだろうか。
みんなに同じような効果とは限らないから言い当てるのは難しいかも。でも感覚しようとしてみることはそんなに難しくないのかもしれません。ちょっとしたコツや想像力がいるかもしれません。そしてそれを現実環境にどのように落とし込めそうかという見極めや選択が射手座土星の試行錯誤、レッスンではないかしら。

特定のハウスに個人天体を含めた4〜5つの天体集合がある参加者ばかりだったので、出生図で天体が入っていないハウスをどのようにリーディングできるか、できそうかということを考える機会になりました。
想像する、ビジョン、映像として思い浮かべる、まだそれを的確に表す言葉を持っていないゆえに、その領域を広げようとする精神活動。出生図だけを眺めて分析してもわかりにくいことが発見されたなら嬉しいです。


 北大生協で限定販売の柚子ジュースだそうです。

WSとは対照的に、現実の職業環境や方向性の中に9室の自分の理想像を形にしていくのは難しいよね、ということがセッションのテーマになります。いま手近にあるモノ、小さな達成感、失敗や悔しさなど自分自身について語られる言葉と、周辺環境の様子、そこからの要求と支援、自分の場所から見える風景を描写する言葉。言葉づかいの中にはたくさんの想像力が詰まっています。それを聞くわたしの想像力も刺激されます。可能性や見通しを考えるお手伝いをするわけですが、占星術を用いて天体の動きから近未来のタイミングを提示することができます。2016年のイメージは見えて来たでしょうか。

2014年に続けて札幌で心理占星術を通した出会いや集いの場所をつくることができて一番喜んでいるのはわたしです。前回のセッションの答えあわせと来年の相談に来てくれた方があり味わい深いセッションでした。いつもこころよく企画に協力してくださる占い師羽妙さん、どうもありがとうございます。札幌の皆さま、また来年も一緒に遊んでください!

(おわり)

JUGEMテーマ:星占い・星読み・占星術

底冷えの札幌です

  • 2015.12.28 Monday
  • 18:54
みねんこです。
みねんこの星語り2days札幌の一日目が終わりました。
雪雪雪、冷え冷え冷え、のなかお運びの皆さま、どうもありがとうございます。


 こんもり こんもり

明日もはりきってまいります。カフェロッソでお会いするのを楽しみにしながら、これから実家の晩ご飯。


 ストーブ焚いてもセッションルームはちょっとさむかったわー

ロッソの建物は古いのです。赤レンガづくりのレトロで小さな建物をリノベーションした内装ポップなカフェです。
底冷えでセッションルームも冷え込みでした。明日ご参加の皆さまはちょっとあったかめの格好でお越しくださいね。

(おわり)
 

星抜きの交流会

  • 2015.12.27 Sunday
  • 22:35

みねんこです。
きのう土曜日は関口シュン先生、中西れいこさんの【今世界で何が起きているのか?〜戦争やテロのない世界へ】という交流会に参加しました。参加者は15人くらいでして、みなさん占星術学習をされているのだろうと思いますが、この3時間は天体やサインの用語なしで語り合いました。

まずは関口先生のお話しで今日のテーマを共有しました。とても大きなテーマでして、フランス革命のころ、占星術の中では天王星と結びつけて語られることが多いところです。人権への意識づけがはじまること。それまで感覚されにくかった「私」という意識が生まれ、「私」がよりよく生きるために最低限必要なもの、尊厳への意識づけのはじまりでもあったということです。
自由や平等、博愛などがキーワードにあげられますが、同時に考えられるテーマには所有(資産を持つこと)や自分の大切なものを守るという意味での安全(衣食住の確保よりも財産を安定的に保つ)の欲求があげられました。見える形、見えない形、さまざまな抑制にあった多くの人々が自己の欲求、個人の豊かさに目覚めていくときだろうというお話しからはじまりました。

この話から広がるイメージとして、現在は「私」が拡大して肥大してきて今では私を持て余しているのではないかということ。また一方では搾取され続ける構造がある。これは地域や国の間の力関係だけではなく、世界の中で豊かな暮らしをしている私たちも精神的な搾取をされているのではないかということ。今のような暮らしができなくなるという恐怖から、社会も個人も、豊かさを消費という指標の増加によって大きなシステムが安定的に成長し続けること結びつけるてしまう。無意識に飼いならされてしまう。


 中西さんが最近読んだ本から
  一節を選んで紹介してくれました 

大きなテーマから始まったのですが、シェアトークでは参加者の身近なエピソードや実感が語られ、参加者の日常や背景を想像しながら聞くといろいろな刺激がありました。「足るを知る」というキーワードが繰り返されました。関口先生からは、情報に心が煽られやすい現代。目先のことに心を振り回されてボンノウが「よりよく生きたい」の意味を固めてしまっていないか、というようなメッセージがありました。
足るを知る、、、、に頷きながら、会の最後に全員がシェアしたときに、なぜかわたしは「もっと貪欲に」と言ってしまいました。豊かになりたいと思いつつ、なにか豊かさに届かない選択をしてきたかな、というもやもやした感じが湧いてきて、そういう表現になったようです。

天体模様を通して話すのとはちがって、ググッと濃厚な楽しい3時間でした。

(おわり)

火星と太陽と土星 2

  • 2015.12.26 Saturday
  • 10:39
みねんこです。きのうの記事(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=26)のつづきです。

--*-*-*-*- 
わたし(太陽)の頭上に天井板があることを意識させる目の前の現実(土星)。天上板の硬さ、厚さ、そこまでの距離。それはわたしにとって目標?到達?上限?限界?どれだろうか。そういうことを意識するヤル気とセットで不安も出ます。どちらが表に立つかはケースバイケース。できるようになりたい(自分が思う理想やあるべき姿・そのテーマ)、やらなければならない(要請・試練・義務)、できるだろうか(プレッシャー)。わたしの成長過程を環境や社会の変化がゆっくりと飲みこんでゆくように、これらの心理的な経験が日常のあちこちに遍在しています。

火星と土星を直接に協議させると、火星は土星にやらされてる感、重圧、反抗心などを副産物に持つのではないか、このあたりが怒りや恐怖や孤独感と関係するんじゃないかと想像します。外部の体制の言いなりでは主体性を発揮できないし、欲求や情熱だけでは自分の理想を現実環境に落としこめない、あぁ。
環境から疎外されたような不安や不満が溜まっていけば、火星はストレス暴発のトリガーになりうるわけで、外に向けて発散することもあれば、出しどころがなくて銃口が自分に向いてしまうこともあるかもしれない。
でも、ふたつのあいだに太陽があります。両天体のあいだに入って何かを引き受ける自己決定をするのが太陽の自発性(内側から湧く意欲)で、プレッシャーがあっても破れずに理性的であることが太陽の自律性(衝動を制御する意思力)と言えるのではないかしら。そうだとすれば太陽に働いてもらわなきゃ。太陽は他の天体とも連絡を取り合うかもしれないですから。

ガードレール
 各天体の言い分をつないだり抑えたりして
  決めながら進むのが太陽

ざっくりまとめて、自分らしい未来創造に情熱と自覚は欠かせない(太陽、火星、土星の協議)、あ、あたりまえの話しだなと。社会参加して見えてくる問題(現実認識、土星)を自分の課題として意識(太陽)するのが「明確な目標設定」である。目指すゴール(未来の自己像、太陽)への積極行動(パワースタイル、火星)が「達成努力」である。というような理想形ができあがるのですね。

また、達成に少し近づくと、そこからの視点や思考を取り入れた新たな現実認識になります。やった!ゴール!完成!と感じるほんの手前あたりで、新たな課題を取り込もうとすると完成はまた遠ざかる。。。
そんなふうに大きな建物を一層ずつ下から積み上げるような計画的思考と行動、そういの、わたしはたいへん苦手です。
頭上の天井板の向こうには何があるかな?どんなところかな?そこに行けたらどんな気持ちかな?そういうことを現実問題抜きでアレコレ想像するのは好きなんですけどね。

(おわり)

■土星といえば現実感覚、環境と比べて自分を計量している感じかな
「中性的なこと 土星 金星」http://nonakaba.jugem.jp/?eid=59

火星と太陽と土星 1

  • 2015.12.25 Friday
  • 13:29
みねんこです。2015年の2月に書いたノートから転載します。

--*-*-*-*-
地上から観察すると、太陽が12星座をぐるりとする季節のひと巡りが1年の経過を知らせます。去年の今頃は、毎年この時期は、などとわたしたちは1年を振り返り、今度の春先に、などと未来を思うときにも季節を意識します。太陽が1周して1年段積む、螺旋状ですね。
太陽系で地球より外側を回る火星はおよそ2年をかけて12星座をぐるりと運行します。一年以上かけてものにするようなチャレンジ、がんばろうという情熱パワースイッチを押すのが火星、ここぞ!というときに太陽の意思を主張し行動化します。しかし途中でいろいろあるものです。火星パワーは持続性がないスプリンターなのでスタートダッシュを何度かやって、息切れのときに挫折しそうになったり、、、いや、ここでもうちょっとがんばり続けよう!という...気合と根性はどうしたらいいのでしょうか。
さらに大きな軌道をもつ土星は2年ちょいの時間をかけて12星座のうちの1つの星座空間を運行します。土星が12星座を1周したときには太陽の螺旋は29周を重ねて
います。29年は、ひと世代、新旧が入れ替わるようなイメージを思い浮かべます。
ざっくりまとめると、2年前後の期間に太陽は2サイクル、火星は1サイクル、土星はひとつの星座領域をジワッと通り抜ける、そんな感じです。


さくら渦
  さくら葉サイクル

ふだんは太陽が作り出す時間感覚で行動しているわたしたちが土星時間の積み重ねを感覚するときを考えてみます。
7歳ころに就学し家庭空間から一歩出て、仲間たちを知り、自分の得意と不得意(自然と緊張)を感じはじめる。
15歳では自分を伸ばす進路が見えたり、模索したり、仲間のなかで自分らしさを意識しはじめる。
20〜24歳の新人は一歩踏み出すと同時に大きな環境に取り込まれる流れにあり、社会での自己像を意識しはじめる。
30歳で一区切りとふと思ったとき、わたしって一人前と言えるのかしらなどと考える。
約7年おきに出生図の土星とトランジットの土星がつくるスクエアの節目。どれも中間点、次へのスタート、土星は引き続き2周目に突入ーーー。

取り巻く環境や社会が刻々と変化するなかで、太陽と火星のコンビが燃えて自分を前に向けて打ち出していきます。折々の岐路でどの可能性を選んだか。何かを任されるチャンスとチャレンジがあったか。これまでに何を引き受けて、どんなふうに自分のものにしたか。7年おきとは限らなくて、そこまでの問題点を検証する必要性を感じるとき、感じるテーマがそれぞれの土星時空間のような気がします。

(つづく)

 
 

狙っていない流れ フィードバック

  • 2015.12.25 Friday
  • 11:44
みねんこです。
2015年の〈星茶〉活動は26日の土曜夜が最後になりそうです。ひょっとしたら年末札幌に行ってからもう一発あるかもしれません。どうかな。そのさきに何があるのかよくわからないままにはじめた活動ですが、報酬はいろいろとありました。

いちばんは自己紹介がやりやすくなったことです。
〈星茶〉をしていますと言えば、聞いたことがある人はそう告げてくれますし、そうでない人にはそれが何であるかを話すきっかけになります。占星術にとくに興味がない人に向けても、趣味は占星術ですというよりも具体的にわたしを説明することができます。
興味を持った人が〈星茶〉に来ることもあります。まぁ来ないことのほうが圧倒的に多いですが。
イベントをやるときに勝手に肩書きとして利用できました。資格ではありませんので一般的な信用度にはつながらないかもしれませんがキャッチコピー程度の効用はあります。占い師です、と自己紹介する必要がないし、占いを勉強していますが占い師ではありません、と説明する必要もないので便利です。たまにセッションやワークショップをしていますと言い添えます。

やりたいことに気づくきっかけになりました。
別にいつ止めてもいいし、というのが気楽なポイントでした。続けるために必要なのは、楽しかったおもしろかった、だからもう一回やろう、というちょっとした充実感だけです。話していて楽しかったことをピックアップしてワークショップをやってみようかという発想が「占星術の復習会」になっています。自分のニーズを満たすことと、興味のある人がいるかどうかを知ることができるので一石二鳥です。そのためにレンタルスペースを借りているので人が集まらないときは遣り繰り的には失敗になりますが、その日はそのテーマを考えるひとりワークショップにすればいいや、いまのところはそう考えています。

お互いさまだからと思うようになりました。
はじめは自分のコンディションがよいときに呼びかけて、突然の呼びかけになる結果、機動性の高い状態の人が反応しやすい仕かけにもなったようです。相手にもできるだけコンディションのよい状態に来てもらって気軽に話すのがいいなと思っていました。チャートを睨みながら占うようなお悩み相談になるのがイヤ(苦手)だったのです。ちゃんと相談に答えられたかどうかを、〈星茶〉の後の領域にまで引きずり精神的に負担になりそうだったからです。自分勝手とは思いながらも、消耗しない方法を無意識に取っていました。
なんとなくの流れで自分が落ち込み加減のときに重なった〈星茶〉のとき、話し終わった後になんかスッキリして気分が軽くなっているのを感じて、そのあとは自分的に体調や気分があまり思わしくないときには気分転換のために利用できて助かりました。そして、だんだんと、相手のコンディションにまで不必要に気を回さなくなりました。できるだけうまくいくように状況をコントロールしなければというなんとなくの心配が減り、出たとこ勝負でやってみようという姿勢になりました。
こういう発想は、サービスを提供するという前提では、一定品質が保てない可能性があるときに当てはまりそうなのであまり好ましくないのだろうと思います。でも遊びだからと割り切ってやりました。このあたりから自分の興味があるテーマを前面に出して話しやすくなりました。

気づきを得るのが目的だったということが、い・ま、わかりました。
占星術で何ができそうなのかも、やりたいこともよくわからないから適当ながらやるしかないという感じで〈星茶〉を始めました。ツイッターができれば準備は何もいらなかったので、失敗らしい失敗をしそうにない選択だったといえます。個人活動で単独行動だったので段取り打合せや擦り合わせがいりません。なので途中に微妙にウスボンヤリとした方向性を変えることができました。極端に言うと、一回ずつの狙いがちがったかもしれません。次はこうしてみよう、おもしろかったからもう一回同じテーマを出してみよう、ちょっと迷子気分だから相手の出方に任せよう、という感じでした。前回よりうまく出来たとか、深まったとか、そういう比較のしようがないので、ある意味やりっぱなしでした。結局は動きながら考えることができたみたいです。

何のためにやっているんだか、時間もお金も持ちだしで何につながるんだか。ヒマなだけじゃないか、遊びたいだけじゃないか。見よ!他の人はもっと目的を持ってやっているぞ!
途中、内側に聞こえるそういう声がいちばんのプレッシャーでした。自分のやっていることを無価値化してしまう声です。
そういうときには、いま意味や目的を持って何かをしている人たちも、はじめは不安でやっていたんだろうなと想像しました。こんなんでいつか追いつくだろうか、どこかに届くのだろうか、そういう不安がいまを萎縮させますが、先の人たちもこの不安を通ったろう、でもいま彼らが萎縮して見えないのは何故だろうか、そういうことを考えたりしました。
この何故を考えることは、外界に投影したものが迫ってくるような土星の影を、自分の場合(能力、環境、タイミング)はどうしようかと考えながら内側に土星の骨を作ること、そういうふうに人と比較しても仕方ないから自分なりのやり方をやるしかないという土星的限界(外殻というか影響範囲)を知る感じかなと思います。


 土星のランプ、mariさん作、ニコプライベントから。
  道化師の仕事を評価するのはだれ? 喜ぶのはだれ?

そしてこれが個性化への第一歩になるなら、太陽と天王星のタッグに意識を向けることになるのでしょう。自分の未完成な状態が続く限りずっとついてくる悩みですね。わからないながらも前に進もうとするのは、太陽とアングル軸の活動宮の活性ですかね。
ではでは、いちばん恐れていることは何か。
それを口にすると現実に影響が及びそうなので言わないことにしています。

(おわり)

JUGEMテーマ:星占い・星読み・占星術

ふらりと歩いて 本屋さん

  • 2015.12.24 Thursday
  • 12:32
みねんこです。
きのうは祝日で休暇でした。蔵前に新しく出来た本屋さんに行ってきました。小さな店で土日と祝日だけ営業しています。その他の日は店主さんは別のお仕事をしているそうです。
H.A.Bookstore http://www.habookstore.com/%E6%9C%AC%E5%B1%8B-bookstore/

目の高さより低い本棚に店主セレクトの本が並んでいます。本や出版に関係する本、働き方やコミュニティにかんする本、文房具の本、手紙の本などなど。1時間以上立ち読みしました。最後に文庫本を1冊買いました。
この本、おもしろいです。最近占星術のWSと称して12ハウスの考え方やイメージを話しているんですが、アイデアやヒントになりますねこれは。楽しく読んでいます。


 小さなビルに小さな看板


 階段を4階まで登ります

働き方と言えば地の2-6-10室、コミュニティと言えば風の3-7-11室を思い浮かべます。でもそこに参加する一人ひとりの個性やモチベーションをイメージすると火の1-5-9室が外せなくなります。そこで共感や感動が生まれることをイメージすると水の4-8-12室への働き掛けがポイントでしょう。
あ、全12室関係しますね。あたりまえですね。

このお店は出版や販売など本にかんする興味を持っている人がフラリと来そうな感じです。そういう集まりをしたいね、と、店主とそのお友だちが話しているのを聞きながら立ち読みしていました。個展のギャラリーとか交流会とか、そんな感じの夢が聞こえてきました。
占星術に興味がない人に、12ハウスの構造やイメージを展開したお話しをしたらどうなるかな、そういうのも面白そうだなとか、わたしの夢も少し膨らみますね。歩いて30分くらいで行ける場所なので月に一回くらいここを覗きながら、卵が孵るときを待ちましょうか。


 帰り道に、一杯の かへおれ。

新しい本が仕入れられたら、わたしの興味もすぐに移り変わるかもしれません。それが三つくらいに散らばったら、もう一度合わせてみましょうか。春頃になるのかな。
ぜんぶ思いつき。もし、なにか思い立ったら、おしらせしますので、遊びに来てくださいな。

(おわり)

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さほど苦にならない 蟹の観察

  • 2015.12.23 Wednesday
  • 08:08
みねんこです。
12月11〜13日にやったニコプライベントの振り返り(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=80)のつづきでポツポツと書きます。イベント中、さほど苦にならないことしかやらなかったんだ、わたしって。というのが前の記事の気づきです。

ソーセージやポタージュやコーヒーの取り仕切りが上手な人。尊敬します。わたしは食べ物に関する作業は苦手なんですね。美味しくできないから、というのが理由です。自分で自分に作る時もあまり美味しく出来たと思うことがないので、作る喜びとかを感じることも少ない。選んで買ってきたものを食べるほうが数倍好きです。そう思うとこの苦手意識はけっこう自然なことなのだと割り切れました。
得意な人(苦手感がない人)のように上手くやれないかもしれないけど、それでもよければ務めさせていただきます、何かの機会があったらそういうふうに考えて、そうお伝えして自分を少し緩ませてから取り組むこととしましょう。

最終日、蟹座太陽のふたりのメンバーに着目しました。

Fさん、普段のお仕事も個人的な興味もマネーや財務です。少し寒いバックヤードで集中して黙々とほんとうに黙々と伝票を入力してました。たまにおしゃべりして、また集中。日中の確認で一円までピッタリ。閉店のあと会場掃除して出る前に会計報告があり、ざっくり速報値ではなく、但し書きとして未収はアレとコレの○○円です、という細やかさ。素晴らしい。感動。
日中の集計金額が大台に乗る時はとても嬉しそうで、笑みが隠せない。彼女もこの作業はさほど苦にならないんですね。むしろ攻め込みたくなるというか楽しいというか。(月山羊座)

FさんSさんの蟹座太陽のコンビネーションが素晴らしかった。(Sさん月双子座)
やれるとこからやっちゃおうか――って投合して、がんがんバックヤードを片づけ始める。ゴミを分けたり、シンクやレンジを磨いたり、使い終わった用具や使い残しの資材の仕分け、ごく自然にはじまりました。全体の本格片づけより1時間近く前なんですがね。あとで10人がかり片づけと搬出になるときに、このバックヤードは動線が錯綜するんです。だからボチボチやったほうがあとあと楽だよね、とそそのかしたのは天秤座太陽のわたしです。とくにここは、メンバーのコートや道具やカバン、準備した人じゃないと分かりにくい資材や空き箱とか、雑多。わたしはいざ動こうとして、これはまだ使うよね?、コレ何だろう要るのかな?、と判断がつかない。ひとりで決められない構ってほしい天秤座×蠍座か。
もともと狭小のバックヤードなんでふたりの動きでいっぱいいっぱいだなあと思い、さりげなくフェイドアウトするわたし。片付けも苦手ですね。その様子を10分おきにのぞいたり、話しかけたりしてブラブラと。蟹コンビは良い集中で、楽しそうにも見える。二人のてきぱき加減、わたしには見えないタグが見えているんですよ、きっと。

さほど苦にならないって素晴らしい!!蟹座は片付くと気持ちもすっきり刷新するんでしょうな。言い換えると気になっちゃったらそのままにしておけない、前進したいーーという活動宮てきな「もうやっちゃうからね!」の勢いに蟹座の場所づくりのリーダーシップの欠片を感じました。
で、もしもふたりの意見や好みが合わなかったとしたら、、、進みたい方向が違ったら、場はひとつしかないのに、、、と想像したら、ちょっと天秤座のわたし的には震えがあります。

souji3
 最後の仕上げのチームワーク

souji
 ギュギュッと魔法で

最後の最後は全員でがんがん仕分けて、がんがんまとめて、もうひとりの場づくり蟹座のMさん車にギュギュッと詰め込んで、魔女パワーであっという間にイベント会場は空っぽに片付きました。そしてカンパイ。ニコプラのイベントはそれぞれの得意なことや好きなことを持ち寄って全体に何か貢献しようという集まりでした。それは表舞台だけではなくバックヤードでも開花しました。

(おわり)

■場や環境への貢献と言えば飽きずに続ける6室だね。
「占星術の復習会」地のハウスでワクワクしました http://nonakaba.jugem.jp/?eid=49
〈星茶〉活動のこと 3 http://nonakaba.jugem.jp/?eid=31
JUGEMテーマ:星占い・星読み・占星術
 

ターシャ・テューダー2 独立 絆

  • 2015.12.22 Tuesday
  • 11:49
みねんこです。前のつづきです。(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=90
ターシャのチャート(1915.08.28)にはファイナルディスポジターがふたつあります。

乙女座の水星、水瓶座の天王星。両方ノーアスペクトです。これは独立性や自分の良さを特化していくのに役立っていそうです。人との間にストレスを感じがちだけど、好きなことに全力を注ぎこんでいく。それが絵と農作業への情熱なんでしょう。ナンバーワンじゃなくてオンリーワンを志向するかもしれないですね。でも現在ほど優劣を競い合わせる社会基盤がないでしょうし、女性が何かをやろうとしたら前人未踏のことになるから、そんなのどっちでもいいわけです。
実際のところは分かりませんが社交界では、ターシャちゃんは変わった御嬢さんだこと〜おほほほほ、などと言われていたのかもしれません。周りは大人の世界を押しつけなかったんですね。諦めたのかもしれないですが。彼女は、農作業したい!と親にわがままをして、我が道を行きたいと言ってみて本当に自分のものにするという成功体験になっていますね。集中力、負けん気や根気、手にしたら大切に守る、成長しても持ちつづける記憶になるのでしょうね。

"農業で培った経験は自給自足の精神を育て、子供たちに絵本を作ったり花を育てたりその後のライフスタイルに大いに影響することになる。"

じつは9歳のときに両親は離婚し、彼らは子どもには田舎暮らしがいいと考えていて、ターシャは自然の多いコネチカット(友人の家)に預けられて、週末は母とニューヨークで過ごす生活となります。このあたりは月と土星の緊張や寂しさ、それをどのように消化するかという成長ポイントになりそうです。動物や植物を世話したり、スケッチしたり、毎日のたくさんのひとり時間をどんな楽しいことで埋めたんでしょう。考えようによっては親の愛情がモノに置き換わっている可能性もありますが、きっと一番の家族は牛ちゃんで他の小さい家族たちともたくさん会話をしていたんだろうなと思います。その想像力がたくさんの絵本に表現されていくわけです。
月と土星のアスペクトは、子どもの頃の記憶をとおして多くの子どもたちに愛情を届ける職業にも活かされています。充足があり長く続けられる仕事です。

世代の影響として、水瓶座に回帰した天王星のテーマは、従来の仕来たりや階級区分よりも大勢の人が自由な雰囲気に解放される理想的な生き方、人間らしいあり方を考えること、その方向への社会変革です。
性別や貧富の差の解消、個人の可能性を限定する仕組みへの抵抗など、苦しい生活にある人たちは不平等や解放を叫ぶ、恵まれた暮らしにある女性たちは社会貢献を志向する、女性が活躍の場を求めていく流れが考えられます。一歩前へ行くイメージが強い天王星ですが、ターシャは彼女なりのユニークな方法で挑戦しているんですね。型破りでストイックで徹底しないとやった気がしないタイプかもしれません。水瓶と乙女の精神を実現する強さの秘密は何なのかしら。
一般的な裕福家庭の子女よりも早い時期から自立の可能性や、方法の模索を無意識にやっていたように見えますが、好きなことで暮らしたいという子どもっぽい動機を持ち続けられるユニークな環境であったのでしょう。慎ましやかな日常の細部に愛情を注ぐ、毎日毎日やっていることをずーっと続けていけることが幸せの形。


 ターシャの庭ではありません。
  街路樹のよく燃えたドウダンツツジ。

ターシャ自身、4人の子をもうけたあと46歳で離婚、もう一度結婚と離婚をしています。彼女は頑固なんでしょう、日常の営みこそが自身のアイデンティティ、理想とするライフスタイルを譲らないのかなと想像しました。すこし寂しいかもしれませんが、子どもたち、コーギー犬のほか小さなパートナーがたくさんいますからね。しっかりシャキッとしているんですよね。頑固者ではなくて、信念の人ですね、乙女座だから。

地のサインは乙女座だけです。
蟹座には土星のほかに火星冥王星の合があります。魚座に木星です。
57歳のときにバーモント州に移り、住まいや庭のあれこれをほとんど手作業で作ります。長男が多くの仕事をこなしていてターシャは彼をとても頼りにしています。牡羊座月と蟹座土星のアスペクトは、長男との関係や、子どものようなおばあちゃん、などのイメージもアリかなぁ。ターシャの映像に見えた家族のムードは水サインの絆か。蟹座と乙女座に月以外の個人天体と土星があります。毎日の安全な暮らしを守ること。農場は甲羅のなかの蟹ミソかもしれないですね。
独立性が強いからこそ身近なものと強く結びつく。その小世界を守るために、強い独立心と自立心が必要なのかな。流されないってすごいですねー。あくせくしない人間らしさへの回帰、日常から消え去っていく伝統的な要素のノスタルジー、そこに共感する人も多いのでしょう。昔のことを知らない世代(わたしもね)にとってはターシャの存在そのものがファンタジーのようです。

「ターシャ・テューダーのクリスマス」 クリスマスの写真集
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9-%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B9/dp/4163567801

ターシャー・テューダー・ミニミュージアム(山梨県北杜市)ってあるんですね。
"ターシャ亡き後、アメリカではターシャの家族が、ターシャのライフスタイルを継承し、誰もがターシャの世界に浸れるような「ターシャ・テューダー・ミュージアム」の建設を計画しています。"HPから
http://www.ttmmuseum.com/atm/index.html


(おわり)
 

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