ダーウィンのこと 3 トラサタ水星

  • 2015.11.30 Monday
  • 08:24
みねんこです。チャールズ・ダーウィンのwikiと出生図の感想1(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=60)、2(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=61)のつづきです。

1831年、ダーウィン22歳のときに海軍の観測船ビーグル号に乗り込みます。恩師の紹介なのですが艦上に正式な博物学者は別におり、艦長の会話相手のための客人という立場で乗り込むので軍規のタテ系統に縛られず、観測課題も持たないかなり自由な立場であったようです。しかし航海の早いうちに正式な博物学者が下船してしまい、非公式ながらダーウィンが後任を務めます。南米ブラジルからフォークランド諸島へ南下、マゼラン海峡を通過し、ガラパゴス諸島、ニュージーランドへとまわります。

”ダーウィンはこの航海のはじめには自分を博物学の素人と考えており、何かの役に立てるとは思っていなかった。しかし航海の途中で受け取った(恩師)ヘンズローの手紙から、ロンドンの博物学者は自分の標本採集に期待していると知り自信を持った。”
”この航海を通して、南半球各地の動物相や植物相の違いから、種が独立して創られ、それ以来不変の存在だとは考えられないと感じるようになった。”

彼には野心や気負いがなかったみたいです。そもそも進化を調べるのが目的ではなく、南洋の珍しいものを調査してたくさん持ち帰ってこいよ、くらいの観測だったのでしょうね。オーストラリア辺りまで来たころに自分の博学的名声が高まっていることを知らされます。各所の標本や調査報告、独自の考察、最先端からいろいろ書き送ったものへの期待や評価コミコミですね。
さて、ガラパゴス諸島の各所でゾウガメやイグアナに微妙な違いがあることについて、現地の総督が「詳しい人ならすぐに変種を見分ける」と言うのを聞いてはじめて、彼はあちこちに様々な変種が分布することに気づいたのだそうです。

”ダーウィンは、航海中にライエルの『地質学原理』を読み、地層がわずかな作用を長い時間累積させて変化するように、動植物にもわずかな変化があり、長い時間によって蓄積されうるのではないか、また大陸の変化によって、新しい生息地ができて、生物がその変化に適応しうるのではないかという思想を抱くに至った。”

ダーウィンはもともとは地質学者なんです。地層が長い時間をかけて出来上がり、大陸もゆっくり変化するというイメージを生物にも当てはめてみたらどうなんだ?と考えたようです。このへんで3室のステリウム、北半球の自分なりの思考や知力を試行錯誤しながら鍛える領域の強調がイメージされます。自分がすでに見聞きしたさまざまな知識と、新しく得た多くの情報を組み合わせて独自の見立てを考える。

魚座の水星(冥王星とゆるく合、海王星土星とスクエア、天王星とトライン)、魚座の木星(月とセクスタイル)です。トランスサタニアンのかかわりがエリートコースで正統派じゃない道筋で、自由さもあるけどそのぶん一般人とは違った苦労がある感じ。人には理解できない(ゆえに言葉に表現しがたい)何かがあったのかしら。彼の思考法やコミュニケーションに具体的にどんな特徴があったのか気になります。聞いてみたいです(誰に?)。
独創的で大胆な発想でありながら、いい加減な仮説じゃないのは想像力だけじゃなくて、観察力、注意力、その他いろいろなんでしょう。変な野心で色が付かず純粋な興味関心であるというのも3室の大きな要素かと思いました。

ああ、また太陽まで届かなかった。

(つづきます)

■wikiとチャートはこちらです。
wiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3
出生図(http://www.astrotheme.com/celestar/portrait.php?clef=sSa2zR6e9xxA&info=1

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ダーウィンのこと 2 家庭と時期表示

  • 2015.11.29 Sunday
  • 08:13
みねんこです。チャールズ・ダーウィンのwikiと出生図の感想1(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=60)のつづきです。

ダーウィンの海王星と土星のイメージに戻りますと、奥さんとの関係には現実主義とロマンチック路線のミックスのようなことが書いてあります。彼が結婚を意識したころに、

”動物の繁殖を書き留めたノートに将来の見通しについて二つの走り書きをした。“結婚”と“結婚しない”。利点には次のように書いた。「永遠の伴侶、年をとってからの友人……いずれにせよ犬よりまし」。欠点については次のように書いた。「本のためのお金が減る、おそろしいほどの時間の無駄」”

というエピソードがありますがこの4か月後に従姉妹にプロポーズして結婚します。

”(ダーウィンの非宗教的な考えを)エマは受け入れたが、愛情を伝えあう手紙のやりとりで、二人の差異を共有しあう率直さをほめると同時に、自分のユニテリアンの強い信仰と夫の率直な疑念によって二人が来世で離ればなれにするかも知れないと懸念を打ち明けた。エマは信仰心が篤く「いくら追求しても答えが得られないこと、人が知る必要のないことにまで必要以上に科学的探求をもちこまないでほしい」とも書いている。ダーウィンがロンドンで家を探している間にも病気は続いた。エマは「もうこれ以上悪くならないで、愛しのチャーリー、私がいっしょにいてあなたを看病できるようになるまで」と手紙を書き、休暇を取るよう訴えた。”

彼の太陽は水瓶座、月は山羊座です。
研究に情熱的すぎてパサパサと乾いた人にはこういうふうに気遣ってくれるパートナーが居るのもいいのかもですね。お互いの違うところを確認するという導入部分が重要なステップだったのかもしれません。牡羊座金星と天秤座火星がミーチャルであり、金星がICに合になり、アセンダント海王星土星とトラインです。支えにもなるし、癒しにもなるし、喜びにもなる。10人の子だくさんで子ども好きだったらしいです。

”この世を去るまで夫婦仲も睦まじく、子供らに対しても父チャールズなりの愛情で甲斐甲斐しく可愛がられ育てられ、子の内の一人によると「邪魔臭く感じるくらいに子供全員を分け隔てなく溺愛し子としてどう対処すれば良いのか分からず父子の関係にしばしば難渋していた、子供心には愛情を家族へ熱心に注ぐ父は風変わりに映った」と回想している。”

1982年に没するとき、最期の言葉は妻に向けられた「お前がずっとよい妻だったと覚えていなさい」だったとあります。
山羊座の月は、天秤座火星とスクエア、魚座木星とセクスタイルです。8歳の頃に母をなくし姉たちの世話で育ちました。またこの頃から父の思いやりゆえの厳格さが増したこともあり、幼少の記憶とくに母親の愛情は遠い憧れの心のイメージだったのかもしれません。この満たされない感情は成人して自分がつくる家庭生活に反映されている感じがしますね。
子どもに注ぐ愛情は大きな精神変化をもたらします。宗教観についてはこんな記述がありました。

”典型的な手紙魔だったダーウィンは生涯で2000人と手紙による意見交換をし、そのうち約200人が聖職者だった。決して生物に対する神学的な見解を否定したわけではなかったが、しかしもっとも愛した長女アン・エリザベス(アニー)が献身的な介護の甲斐無く死ぬと、元来信仰心が薄かったダーウィンは「死は神や罪とは関係なく、自然現象の一つである」と確信した。”

”ダーウィンは宗教を民族の生き残り戦略であると書いたが、まだ神が究極的な法則の決定者であると思っていた。しかし1851年のアニーの死は失われつつあったキリスト教信仰への終わりを意味した。......そのころには痛みや苦しみを神の直接的な干渉と考えるよりも、一般的な自然法則の結果と考える方がよいと思っていた。”

ダーウィンこの頃42歳です。彼のアセンダント土星海王星にトランジットの魚座海王星がスクエアで行き来しています。海王星と土星が象徴する出来事のようにも見えますし、これで自分軸がギュッと強まった、迷いが吹っ切れたようにも見えます。
彼の水瓶座の太陽は10室の天秤座火星とトラインです。この前年、牡羊座の冥王星、天王星が出生の火星とオポジションになります。続いて1851年には牡羊座土星も火星とオポジションになります。ということは同時に彼の出生の山羊座の月ともスクエアを組んでいますね。火星期の仕事スパートがかかるきっかけとなったのが、海王星や冥王星のトランジットによる深い喪失体験と真理の直感なのかもと勝手に想像します。天王星火星のコンタクトは個性化の促進とスイッチオン。もうもとの信仰には戻れない自分、世界観が全く変わる体験をして、揺るぎない確信に突き進む決断をする。

この1951年のトランジットでは、冥王星天王星は牡羊座29度でコンジャンクションし、牡牛座0度で冥王星土星がコンジャンクション、4度で天王星土星がコンジャンクション。わずか数か月のあいだに大きなコンタクトがあり、社会や世相にも深い変容がありそうです。
ざっくり2年半のあいだ牡羊座にいた3天体が同じ年に牡牛座に移動してまた2年半くらい一つのサインを刺激する。アツいですね。水瓶座太陽に対する土星のトランジットが目的遂行への集中と野心になり、地道に粘って分析を重ねる努力をして、理論を完成させる決意をする。とか。

『種の起源』が出版されるのは1959年11月、”予想外の人気を博した。初版1250冊以上の申し込みがあった。”とありますが研究者たちにすぐに受け入れられたわけではありませんでした。同時代のほかの研究者たちの資料や支援があってだんだんと浸透したようです。出版される時期にはトランジットの天王星(逆行)がディセンダントにあり、およそ半年後にラストヒットで通過します。
またwikiからですが、

”『種の起源』は多くの言語に翻訳された。そしてハクスリーの講義に群がった様々な分野の次世代の研究者の関心を引きつけ、彼らの主要な科学のテキストとなった。ダーウィンの理論は当時の様々な運動に取り入れられ、大衆文化のカギとなった。ダーウィニズムという語は非常に広範な進化思想を含む用語となった。1863年のライエルの『Geological Evidences of the Antiquity of Man』は進化に批判的でダーウィンを落胆させたが、先史時代への大衆の関心を引いた。数週間後、ハクスリーの『自然における人間の位置』は解剖学的に人類は類人猿であることを示した。ヘンリー・ベイツは『アマゾン河の博物学者』で自然選択の経験的な証拠を提供した。友人たちの活動は1864年11月3日のダーウィンのコプリ・メダル受賞をもたらした。その日、ハクスリーは「科学の純粋さと自由、宗教的ドグマからの解放」を目指すXクラブの最初の会合を開いた。”

この1964年のチャートをみると、牡羊座海王星が射手座アセンダント海王星にトラインです。ここは出生に金星に合でもあり、MCにオポジションです。複合トランジット、おもしろいなー。

また太陽と月のイメージを書いていませんが、いろいろとトランジットがおもしろかったのでちょっと休憩。。。

(まだつづくかも)

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ダーウィンのこと 1 アセンの天体

  • 2015.11.28 Saturday
  • 12:00
みねんこです。

チャールズ・ダーウィンのwikiと出生図を見て思ったことを書きます。
たまたま読んだ本で、『種の起源』が当時の人たちの宗教観に強い刺激となったこと、とくにサルと人間が同類である(神の創造物ではない)という非宗教的で科学的な思想が世間にショックを与え、そのことが魂の進化という神秘的思想や心霊主義、人間の心の働きや力などいわゆる見えないものオカルチックなもの研究が広く盛んになっていくきっかけでもあったという記述がありました。
その影響でダーウィンって?と思ったわけです。

wiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3
出生図(http://www.astrotheme.com/celestar/portrait.php?clef=sSa2zR6e9xxA&info=1

メモ。(自分の覚書で、ブログ内容とほとんど関係ありません)
1781年 天王星の発見、ウィリアム・ハーシェル
1846年 海王星の発見、ガレ
1809年2月12日 ダーウィン誕生。
1844年11月 ダーウィン、匿名のエッセイ『創造の自然史の痕跡』を出版、ベストセラーとなる。
1858年7月1日 ダーウィンの自然選択説の発表(共同論文として学会発表、ダーウィンは息子の死により欠席、代読される)
1959年11月22日 ダーウィン、『種の起源』を出版。
1864年11月3日 ダーウィン、コプリ・メダル受賞。「科学の純粋さと自由、宗教的ドグマからの解放」をめざすXクラブの初会合(ハクスリーによる)

ダーウィンは牧師になるべく神学や古典を大学で学んでいたそうです。その前に医者への道を断念しています。血を見るのがダメだったようです。牧師になるのは本意ではなかったけど、聖職者をしながら学問研究をするパターンも当時は多かったようで、とりあえず牧師になって空いた時間の多くを博物学に費やすことが出来ると考え父の提案を喜んで受け入れたとあります。

ダーウィンは生物学者というより地質学者なんだそうです。彼は小さいときから園芸に親しみ昆虫採集など自然観察が好きでした。”実体験に即した自然界の多様性に魅せられていた”とあります。在学中にやはり自然科学に夢中になり、出会いやチャンスがあって卒業後に測量船ビーグル号に乗りこむことになります。

”ビーグル号航海から帰国(1836年、27歳)してすぐに発表されたミミズの働きに関する小論は、当時はミミズにそれほどの力はないと考えられていたため、批判を受けたが、最後の著作『ミミズと土(ミミズの作用による肥沃土の形成及びミミズの習性の観察)』(1881年)では40年にわたる研究結果がまとめられている。これはややミミズの働きを誇張していると言われるものの、ミミズと土壌に関する明快な論文と言う面と、現在を研究することによっていかにして過去を知りうるかについての隠された論議という面を持っている。”

チャートで最も目立つのは射手座7度のアセンダントにコンジャンクションの海王星です。3度ほど離れた12室側に土星もあります。この射手座の海王星が魚座木星とミーチャルです。木星は水星冥王星とともに3室のステリウムを作っています。水星がアセンダント海王星土星とスクエア、蠍座の天王星とトラインです。
観察力と想像力。プラス粘り強さ。射手座や魚座の強調、アセンダントの強調に信念の人であったイメージを持ちました。カタチのないもの、確証のないものを追いかけるという見方もできますね。

”ダーウィンはこの航海(1831〜36年)のはじめには自分を博物学の素人と考えており、何かの役に立てるとは思っていなかった。しかし航海の途中で受け取ったヘンズローの手紙から、ロンドンの博物学者は自分の標本採集に期待していると知り自信を持った。サロウェイは、ダーウィンがこの航海で得た物は「進化の証拠」ではなく、「科学的探求の方法」だったと述べている。”

このあたりは海王星と土星が乗っているアセンダントの自己像を作っていく手探り感のようで面白いなと思いました。興味を持って熱中して取り組んでいるけど、それがどういう代物になるかという野心めいたものは無いようにも見えますね。射手座の純粋な感じ。
ダーウィンから脱線しますが、彼は1836年にケープタウンで天文学者ジョン・ハーシェル(天王星を発見したハーシェルの息子)を訪ねています。ハーシェルについて、

”父のウィリアム・ハーシェルが天王星を発見したのと同じ方法で、海王星の発見寸前まで行った。1846年のシュトルーベに宛てた手紙の中で、ジョン・ハーシェルは、1830年7月14日の掃天観測の際に彼は海王星を観測していたと述べた。彼の望遠鏡は海王星を青い小さな円盤に解像できるほどの精度であったが、当時はそれに気付かず、恒星だと誤認した。”

掴み損ねた海王星。なんとも海王星っぽいエピソードですね。1836年にはどんな会話をしていたのでしょうか。気になります。

ああ、太陽と月のことを書く前に盛り上がってしまいました。つづきを書きますが、尻つぼみになる予感がする。。。

(たぶんつづく)

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中性的なこと 土星 金星

  • 2015.11.27 Friday
  • 13:52
みねんこです。

ここ数年で関わる人びとが変わって、というか所属を大きく変えてはいないので、関わる人びとに広がりがでたというのが適切です。広がっている様子は、趣味として占星術を始め、学んでいますと名乗るようになり、なんなら一緒にやりませんかと言うようになったた、そういう変化と関係しています。

女性の知り合いがぐっと増えました。趣味が占星術であるということ以外あまり共通項はありません。同年代(上下3歳くらいのバンド)という近似があるときには、青春期に○○があったよね、わかるわかる懐かしいね、などと会話の切っ掛けが見つけやすいという面があります。でも、そこに相違があっても会話の切っ掛けを見つけることに変わりはないのでとくに同年代に偏りを持つこともありません。

女性の知り合いが増えたのは、女性の比率が少ない環境に身を置いていたのが、女性が多めの環境に出入りするようになったからでしょう。
20年以上のあいだ女性比率が極端に少ない環境で学生や社会人をやっていました。個人的には、女性であることがことさらに強調されるとは感じていませんでした。しかし事実として差異はあるので、コミュニケーションや行動選択の中に影響は表れます。差異を無視して進めることは不自然だと思っているので、双方の気遣いの一端として受け取っていました。
女性として存在する一方で、この環境を選んで所属するところに何か中性的な面もあるのではないか、そういうふうに見られることもあるような気がするし、自分でもそう思っていたフシはあります。なんとなく男性寄りの女性なのかしらと。

女性の知り合いが増えた環境では、自分から男性が多い環境で過ごしていることを言いださない限り周囲にそのことは分りません。なので女性たちの中にいる一人の女性です。40代で単身なので、自分で選んでつくる家族についての話題では聞き役となることが多いと思います。そんなときにふと、自分の中性っぽさを連想します。男性が多い環境での慣れに感じるニュアンスと違って、完全なる女性には何か少し足りない感がもれなくついてくる感じです。自分の中でそのように感じるという話です。ま、コンプレックスと言うことですね。コンプレックスって集団を意識するときに生じるものだなと、何かで読んだことをあらためて感じました。

いまはそのような不足の感覚は少なくなりました。変化の理由はひとつの出来事ではなく、ゆるやかに自分の状態と経緯や軌跡を眺める時間の中にあったと思います。同性たちと過ごすことで自分の性のよさ(ここちよさ)を感じました。異性たちと向き合うこと(これまでは向き合うのではなく似たものになろうとしていたような気がする)で自分の性のよさ(凸と凹の感覚かも)を感じました。よさを感じる前には、弱さやネガティブな面を感じました。

中性的は無性ではなくて、自分の性を感じたり意識したりしている様子を指すのかなぁ。などと。

わたしの内部での3年くらいかけたゆるやかな変化です。
ちょうど3年前の誕生日の頃に心理占星術の連続講座を受け始めました。トランジットでは土星が出生の太陽を通過するタイミングでそのあとちょうど2年かけて水星金星月の真上を行き来しています。
その背景にはソーラーアーク冥王星が金星に重なっています。金星はノード軸とスクエアであるので出会いの場が変わり、人付き合いが変わる、という様子を描写しているように感じます。金星は天秤座の支配星で社交や人間関係を表します。
周囲の様子の変化に刺激されてこれまでに意識しなかった自分の性を発見した、そして自分と世界の関わり方が違って見えるようになる過程というふうに考えると、金星の牡牛座支配星である側面への影響もあると思います。金星−冥王星は、牡牛座−蠍座ライン、2室−8室ラインです。

新しい環境を得る切っ掛けとして、その前数年間には環境と自分自身の意識的な遮断がありました。行き詰まって感じたのは冥王星と金星のコンタクトや、土星のトランジットがある前でした。これはわたしの場合ですが。
土星が個人天体を刺激している期間の半ばに、トランジットの木星がアセンダントを通過しています。また、進行の月も出生の土星を通過した後に進行の満月になっています。複合的な時期表示は面白いですね。
古くからわたしを知る人からすると人格が変わってしまったように見えたでしょうし、この過程で知り合った人からすると昔からの人格だと思われているでしょう。アセンダントの時期表示には新しく生まれる意味がありますね。ま、みねんこが生まれる過程がこの複合表示だったのでしょうね。

冥王星と金星のアークが過ぎて、月に土星がはじめて乗ったころに、今年はフェミニンをやる、女性性を再構築する、そういうテーマを立てました。テーマを宣言しただけであり具体的な方策はりませんでした。自分に強制したと考えると土星の影響っぽいですね。意識して自然さを取り戻そうとしている。
その後半年くらいしてからはじめてこの時期表示を意識して、それからは固有性を取り戻す、という表現に変えました。

そのころから、男性たちの生き難さが透けて見えるようになったような気もします。こういう取り戻しプロセスを自分の力だけではつくり出しにくい社会だなと感じたわけです。
お父さんはタイヘンだ、女性よりタイヘンだ、という固定観念がずっとありました。これは出生図の逆行土星のコンプレックスの表れ方のひとつだと思います。そういう縛り付けで自分のことを小さく弱く考えるクセのような。
いまはここがちょっと変わりました。お父さんはツラいよ、女性と同じくらいツラいよ。お父さんの意味合いも変わっています。自分より大きく強い存在の父親というよりも、同年代がこなしている役割を指していますね。

中性的とか、自分の性別と自分自身のアンマッチや不足を感覚するのは自然なことだなと感じます。健全さのイメージとの違和感として湧くこともありそうです。そう感じることを打ち明けたり公言したりする流れが身近な環境で感覚される時代ですね。たくさん揺れることは悪いことではないと思います。個人も、関係者も、集団も。
ツラいこともたくさんありましょうが、個人で納得のいく(理想とする)状態と、このようなテーマに社会が折り合いをつける落としどころは、いつもすれ違い(がっかり感)があるのかもしれません。でも、少しでもよい変化になるように、積み残ったところは後の世代に継がれていく(でもいま思いつくような形と違うかもしれない)のか。土星や天王星についてそういうことを想像するようになりました。

土星って無性でしたっけ、女性的なんでしたっけ。両性具有かも。男性的ではなかったはず。

(おわり)

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12室の進行の月

  • 2015.11.25 Wednesday
  • 12:45
みねんこです。

2013年の12月から進行の月が12室にあります。

もう一度誕生するとはどういうことなのかと考えてみました。
とある事柄から全力で遠ざかっている様子があります。その意図で動くわけではないのですが、その事柄を気にしていると行動のスピード落ちる、思考が鈍くなるということが感覚的に理解できました。
と一つのことをイメージして書いてみたら、「とある事柄」にハマりそうな言葉がたくさん浮かんできました。

円環サイクル最終の12室ハウスは、大きな魂に戻るとか、抱えてきたものの不要になった思いを手離すとか、意思的ではなくてなぜか分からないけどそうさせられるとか、自分の感覚が薄まるとか、他にもいろんなことがイメージされますよね。

ま、還るべきところに帰る。といった言葉でいいのかなと言う気がします。
なにも配置されていない空っぽの場所とか、そこにすぽっと入る感じです。
すぽっと入るのは、フィットしているよさげな様子であり、そこにフィットする以外選びようがない状態であるとも。
自分以外のアレヤコレヤも、すべてがすぽっと自然なあり様にある、そういう感じに見える気もします。

別の言葉で表すなら、仕方ない、まいいか、といったふうです。とくにワクワクもないし、これまでより不安が強まることもない。
たくさん誰かに助けてもらって励まされたような気もしますし、そのなかでやっているのは自分だから間違いではないという感じかたもします。

で、ここがスタートになるのですかね。またいろいろと配置されている間を行き来してああだこうだするのか。
今年の年明けに蟹座0度を通り、アセンダントと同じサインになりました。
もうすぐ新しいこと(サイクル)が始まるのか、、、というよりも、またこうやって続いて行くのね、のほうが的確です。
この期間には、観念した、という言葉も似合いそうです。

あと10ヶ月くらいでアセンダントを通過して1室に入ります。

(おわり)

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「若草物語」WSと2室(2)

  • 2015.11.25 Wednesday
  • 11:50
みねんこです。3月に行ったWSの感想記事(http://nonakaba.jugem.jp/?eid=38)のつづきです。

--*-*-*-*----
2室を掘るの作業としては、サブジェクティブ、主観的に、個人の思い入れや考えタップリに表現することが有効ではないかしら。
でも、へんてこ!と言われそうなことを無意識に避けて、眠れる可能性、
寝た子を起こさないのが大人の常識的思考かもしれません。。。自分の好き!や欲しい!を表に上げるフィルターが目詰まりして、無意識に諦めて、そのことを考えないようになって、時間が流れて、いつか自分からも忘れられる。。。うん、寝た子を起こそう。
オブジェクティブ、客観的に、個人感情を入れずに公平さを配慮することも大事ですが、両方の車輪がいいなぁ。お宝が見つかれば今あるものだけにしがみつかずに振る舞えるし、おすそわけもできそうですよ。余裕は内側から来るのかもしれない。

WSで気づいたのが、日本語で書いてある児童向けの文章からその人物像を自分の言葉で語り直す作業であれだけの感性の差が出るわけだから、象徴を示す図であるホロスコープを言葉にして伝えるときは、もっとドップリと読み手の色が濃くなるのではないでしょうか。
だからホロスコープを読む作業は自動的に自己表現になっていて、興味を持ったり、学んだり、遊んだりすることは、自己開示のちょっとしたトレーニングにもなっています。

また、きっかけとしてはじめに覚えるサインやアスペクトは自分自身に寄りがちだと想像できます。偏った解釈から始まるのは誰でもそう、パターンを持ちやすいのもそう、仕方ないことでしょう。でもこの点にこそ、いろんなバリエーションや強弱や裏表や時間的変化(熟成)があると知ったら、考え方や性格が少しずつ変わり始めるのを感じられます。それくらいパワフルなワークになりますね。

ひとつのチャートは何通りにも読めますから、「いい当てる」に捕らわれない心理占星術学習の醍醐味は、時間をかけて徐々に変わりながらモノにしていくことです。
なにかを発見することはよいと思いますが、言い当てられた!と感じ入ること、呪文のようなインパクトのある読み、通説に凝り固まった読みに縛られるのも、はんたいに、どれも違う!これは本当の自分のことじゃない!っていう頑なな思いも注意要素だと思います

2室はその人の初期条件を表すとすれば、4姉妹が生まれおちた時代背景と国や地域、家庭環境もそこに含まれています。わたしたちは現代に。人はみんな時代や土地や人種、性別、家族、どれも選ぶことはできません。さて、振る舞いやその動機を好き勝手に語られたマーチ家の4姉妹がこのWSの様子を知ったら、どう思ったかしら?

若草物語1949-2
 ランプでの暮らしにある豊かさや幸せ
     マーチ姉妹の2室、3室、4室、金星や水星や月

もしも彼女たちが現代テイストのアドバイスを取り入れたら、物語の筋書きも変わっちゃうかも。他者の視点や価値観を参考にする占星術のアドバイスは、2室の対向8室と関連がありますね。

(おわり)

■若草物語WSの記事です
「若草物語」と占星術のWS 終わりました http://nonakaba.jugem.jp/?eid=7
アネモネの会でのWS(nicoさんのブログから)
http://nicosmic21.blog.fc2.com/blog-date-20150325.html

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柔軟宮

  • 2015.11.24 Tuesday
  • 22:09
みねんこです。
ツイッターのダダ漏れ連投から転載します。

昨日ですね、自分ブログで「カテゴリーの記事一覧」「指定月のアーカイブ」が最新10件しか表示されなくて、記憶にある関連記事を読みたくても探し難くくて非常にガッカリした。だから、シコシコと過去リンクを記事内に置いたり地味な作業をしたわけです。
こういうのって、柔軟宮らしいトライ&エラーだね。双子射手で、イエーーイ!やってみようぜ!と切りだして、ひと月たってハタと振り返る乙女さんなのね。そうやってよい手順を学んでゆくのね。
乙女ちゃんの準備段階でも、やらなきゃ分からないことって多々あって、それをミスって捉えてクヨクヨしていても始まらない。先達もみな通るでこぼこ道なりよ。自分の一歩からね。
でも余裕が無くって視野が狭くなっちゃうと、魚の情愛に慰められてもぷりぷりしちゃうかも。他人事だと思って根拠のない気休め!って癇に障る。そのループがストレス性なんちゃらになると、自分の中の双子射手要素の自信や明るさもしょんぼりと。
そういうときこそ強制換気、広いところで新鮮な空気を吸い込んで、バカバカしいことに触れたら、自分の悩みが飛んでいくというのが理想形。魚海王星、乙女木星のときにも遊び心って大事。射手集中の今時期、切り替えに使いたいでやんす。
ということは柔軟強調の今みたいなときも通常運転できるのかもね。不動タイプには変更要求があとで来るのは辛いときかも。活動はやりっぱなしのツケが来るか?ま、みんなでバカ話して気分転換ね。
自分で探し難いというのは、自分のニーズになるわけで。作業をこなす原動力にはなりました。今やっとけばあとで使えるかも。(でもこれ自体が安易な思いつきで徒労に終わる可能性も含む、気づいたら中断の予定なり)
あー思い切り乙女的で6室的な作業を行った。勤労感謝の日でした。自分のために勤労。自分喜べ。
おいらの双子土星は、ちょっと拝借てきなレンタル感覚やパッチワークが入り口で、あとあと直すことになる。そうやって迷路を作るわけだ。いちおう脳内地図はあるんだよ。

(おわり)

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「若草物語」WSと2室(1)

  • 2015.11.24 Tuesday
  • 11:47
みねんこです。2015年3月のノートを修正して転載します。

--*-*---
昨日はアネモネの会でワークショップの進行役をやりました。 感じたことをいくつか。
チャートの配置から人物像を分析したり想像したりするのが占星術の一般的な楽しみ方ですが、若草物語WSでは人物紹介の文章から彼らの特徴をつかみ取り、サインや天体の強調、アセンダント、半球の偏りなどホロスコープの特徴を想像で作り上げました。
つまり、人とホロスコープの特徴どうしを普段の逆向きにつなごうとする作業です。

映画からマーチ家の4姉妹(メグ、ジョー、ベス、エミリー、マーチ夫人)
若草物語1933
1933
若草物語1949
1949
若草物語1994
1994

8人の参加者がテキストのどの要素に着目して、
そこにどんな理由や想像をのせてサインを判断するかが人それぞれに自由で、わたしがスルーした文章をキャラクターの第一印象にピックアップする人もいるし、同じ箇所を選んでもサイン予想が違ったりします。占星術知識よりも感性の違いがディスカッションをカラフルにしました。
やはり人は自分の体験(性格や環境や人間関係)に引き寄せて想像するものですね。感性、経験、人づきあいが自分をつくるリソース(資源)だなと再確認したわけです。

2室は物質的な所有や自他の目から見えるなにかを指すと考えられますが、もっと深い意味もありそうです。生まれ持った(持たされた)条件(体質、体格、人・モノの環境条件)はその人を制限するとも言えるし、その条件を土台にして積み重なる経験の地層にその人だけの豊かさがあるような気がしました。

なにかがとっても欲しかったから、とっても重かったから、とっても嬉しかったから。自分にはアレがない、ここに今持てないという体験が強い欲望を心に灯すなら、未来の行動の強い動機づけになります。多様な理由で金星が好き嫌いを作り、水星はその表現をするのでしょう。
感性ってそういうふうにできていくのかな。感性は誰
もが持つリソースですよね。そのリソースがない、リソースが乏しい人はそんなにいないような気がします。ただそれに気づいていない人も多くいて、それを見出していないから自分は乏しいと感じているのじゃないかしら。
そうすると2室のテーマは外から持ってくる価値だけじゃなくて、まだ眠っている可能性を掘り起こすことも含まれているのではないか?

(つづく)


■年末に札幌で若草物語のWSを行います(12/28)、詳細はこちら
http://nonakaba.jugem.jp/?eid=20

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射手座の誕生月です

  • 2015.11.23 Monday
  • 11:37
みねんこです。
今日から太陽が射手座入りです。射手座のお誕生月、おめでとうさま。新しい気持ちで次の一歩目を!

世界を救うために闘うライダーや戦隊とかって射手座チックだなと思います。選ばれし勇者がワザワザ鳴り物的に登場する感じ、お通りですよー、待ってました!みたいな。私の中では、愛の戦士キューティーハニーも射手座の勇者です。蠍の闇を潜り抜けてきたので、あのコスチュームでも正々堂々とりりしいのです。
魔女っ子メグちゃんや魔法使いサリーちゃんは双子座かな。奥様は魔女も。世界の悪と戦うのではなくって、悪い子をちょっとだけ懲らしめる、くすくすっと笑うトリッキーちゃん。


射手座について思うことをもう一件。

先日とあるメディアで若手の研究者さんが言っていました。
学問知識を教える教育者と、活動を広げる改革者は、別ものである。でも大学の場で結構ごっちゃに混ざっているのが問題であろう、と。聞いていて、いろいろ交流があり刺激し合い影響し合うのはいいけれども、それぞれの領分をわきまえておかないとよろしくないことがあるのだなと感じました。真理を探究する人と、改革改善を推し進める人は、別もの。学究の聖域のようなイメージでしょうか。社会のこまごました動き、経済や生活の利害や情緒的な揺らぎから距離を置いて純粋に思索するというのは常人には難しいですね。

ローカルの伝統知識を知る必要はある、それがアイデンティティの形成のベースになるところなので。そしてそれに疑問を持つことが自分の頭で考える一歩目で、ここは双子座の純粋な興味や好奇心ですね。自分なりに思考や知性を伸ばしていく経験をする。
その先で広い世界に出たところで異なるものに触れて、自分が正しいかどうかを考える、分っているかどうかを考える。分ったつもりになったところで、もう一度自分になぜ?を投げかけて、それの答えを考える。コレが射手座の思索かなぁ。考えるにも体力が必要ですね。

識者の見方や発言としてあれこれ並べて紹介されること、それを読んで考えの参考にせよというような機会が増えています。その量が多すぎて到底全部読めません。読みやすくシンプルに書かれているもののインパクトは大きくなります。シンプルで、美しく、心に訴えかける。わかった!という衝撃は気持ちが良いものです。「この人がうまいこと言ってくれた!わたしの考えていたのはまさにそれなんだよぅ!!」そういうふうに心を動かされるときに、人は正しいかどうかを判断する力が弱まります。ということをそのかたは言っていました。
純粋な思考と現場とを切り離して考える必要があるとき、体験したこと見たことが現実だからそれが正しいのだという思いさえ一度脇に置く厳しさが必要だと。自分の現実はそうであるが、果たしてその他に考えようはないのか。

ねこ1
ねこ2
ねこ3
 諸事を離れて純粋な思索のなかにいる眠りネコ

蠍座において人間の誰もが持つ闇の難しさを見て、自他がつくり出す疑う心理を乗り越える過程を経て来たからこそ、その辛さが人として分るからこそ、寛容さの力を感じている。そのうえで可能性を試みる。大きな視野を持つ、他に寛容になりあらゆる可能性を簡単に切り捨てない、そういう射手座の精神力は辺りを明るく照らす力ですね。

ハニーフラッシュ! ですね。

(おわり)

■ひとつ前の蠍座はこちら
「蠍座の誕生月です」http://nonakaba.jugem.jp/?eid=30

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ディセンに太陽を乗せてくる人

  • 2015.11.22 Sunday
  • 12:13
みねんこです。

わたしのアセンダントは蟹座の中盤なのですが、振り返って見ると中学以来ずっと山羊座の友人がいます。進学で環境や人間関係に変化があっても、普段の時間をいちばん長く過ごす友人は山羊座でした。それも1月の中旬生まれの人たちばかりです。つまりディセンダントの近傍に太陽を持つ人たち、ざっと数えて4人がバトンをリレーするように現れてくる、笑。なんだか不思議ですね。

ネイタルチャートは西半球強調です。わたしはほとんどケンカをしたことがありません。人の好き嫌いはありますが、それを口にすると反撃が来そうでそれを煩わしく感じるので言いません。こういうクセづけは、周囲の人々のやりとりを見ながら自分の振る舞いを作っていく西半球傾向のあらわれ方のひとつでしょう。それでもあまりストレスではありませんでした。

山羊座の友人たちのキャラクターはそれぞれに違うんですが、人を見る目が厳しいところが共通しているかなと感じます。といっても10代20代の頃のことなのでまぁ好きか嫌いかと言ったレベルの話しです。あの人は苦手という相手について語るときは、なぜその人が信用ならないのかという理由(出来事)を言っていることが多かった気がします。そういうふうに聞いていると、その友人が何が嫌なことなのかが伝わってくるので、わたしは自然とそういう言動をしないようになっていた気がします。

相手といるときの自分自身のペルソナを示すディセンダントから、他者の太陽(意識、主張)がつねにわたしのアセンダントを照らしている様子。その中で一貫した私キャラができていくイメージですね。自分にない視点を取り入れる領域の7室。はっきりと主張することがもともと苦手な引っ込み思案でしたが、意見がないわけではない、言うのが不得手なのです。山羊座の彼らのそれぞれの合理性を理解しようとするうちに、自分なりの合理性もできてきた感じがします。ディセンで経験したことはアセンに影響を及ぼします。

2年前に新たに知り合った友人も山羊の太陽でディセンダントに合です。
そういうことを意識する前に、はじめての会話で趣味で占星術をやっていると話したら、占星術やタロットやオカルトや精神世界全般にとてもつらい体験があるから自分はそれが恐いし興味がない、と言われました。わたしの中で心理占星術はとても大きなウェイトを占めるものとなっていたので、なかなかのショック。でもこの出会いの可能性を感じていたので、ここで引きたくありませんでした。
あなたの経験したことは分らないし、わたしがやりたいと思っていることと同じものかどうか分らない。だからもし会話の中に占星術の話しが出てきたとしても、それはわたしの一部を語っているものとしてとらえて欲しい、気を悪くしないで欲しいとお願いしました。
なんか、わたし主張できるようになっていますね。
互いの趣味は異なるのですが、趣味の話しを交換するときには相手の感受性を尊重しないことには始まりません。創作表現を楽しむ人ならなおのこと。趣味も仕事もぜんぜん馴染みのない相手ですが、だからこそ刺激ある話題が多くなります。いまは占星術の話しを普通にむしろ楽しくできるような状況です。

古い山羊座の友人からは1年半くらい前の会話の中で、そういうもの(占星術)にうつつを抜かしていて大丈夫なのかと思う、といったニュアンスのことを言われて、これもけっこうなショックでした。けっこう悲しい気持ちになりました。べつに友人の了承や認可を得る必要はないのですが、やはり今の自分は本題から目をそらして浮ついているのか、という自己欺瞞のようなイヤな思いがわきました。すこし時を置いていろいろと話して、そういうふうに考えているんならいいんじゃないの、別にアンタのことだから、という言葉が来ました。
これは自分の中では自然な成り行きであることが他人からはそう見えない、大丈夫であることを示すには何を説明すればよいのか、という課題でした。はじめから、アンタの好きにすればいいんじゃない自分のことでしょ、という展開だったのかもしれません。わたしが勝手にそこに冷たさを感覚して情緒的な揺れを会話に持ち込んだのかもしれません。親しい間柄だからこそ、わたしのこだわりが出やすいわけです。

キャンドル
 ニコプラのイベントに登場の12サインキャンドル
   (なぜか山羊が2本、、、ある)

占星術も大事だけどこの関係も大事なので、説明を尽くしても思いが伝わらなければ占星術は自分のこととして仕舞い持つしかない、でも話してみよう。はじめに突き放されたように感じた柔らかい部分は、自分が何を大切にしたいのかを説明する機会をつくり出しました。
わたしは2室が獅子、8室が水瓶で火星があります。獅子−水瓶は自己創造や表現と独立や公平さ、それぞれにあるそれぞれのユニークさを認めてこそ、自分なりに立つ勇気が持てる。奥まったところにある火星の理屈パワーを引き出された体験だなと思います。

(おわり)

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